アトピー性皮膚炎とは?

●環境抗原に対するアレルギー疾患(特にハウスダスト)

●遺伝的素因をもち、柴犬、シーズー、フレンチブルドッグなどに多い

 両親にアトピーがあると、65%の子孫でアトピーを発症するという報告も

●一般的に6カ月から3歳ごろに発症、慢性化し加齢に伴い悪化することが多い

●アレルギーなどの免疫異常だけでなく、皮膚バリア機能の異常やブドウ球菌の増加なども関連

 腸内細菌の種類(多様性)が少ないため、腸内環境を改善することが大切

●アトピー性皮膚炎の約1/3は食物アレルギーも併発しているといわれている

アトピー好発部位

〈症状が出やすい部位〉

 耳、顔、足の先、腋の下、お腹、足の付け根、尻尾の付け根

診断

他の類似疾患を除外することでアトピーと診断します。

アトピー診断基準

治療

🐾一般的に完治しない病気のため、上手にコントロールしていくことが目標となります。

🐾若齢からのスキンケアが大切で、最近ではプロアクティブ療法(痒くなる前の予防治療)が重要とされています。

ただし、すべての治療ができるとは限りません。

痒みとうまく付き合っていくために・・・

 ・薬をできるだけ減らしたい

 ・副作用をできるだけ減らしたい

 ・アレルギー食を食べてくれない

 など、ご要望あれば診察の際にお伝えください。